Reversibel Tastatur ビルドガイド

2025/3/22(土)のキーボードマーケットにて頒布した自作キーボード基板「Reversibel Tastatur」のビルドガイドです。

 

目次

 

はじめに

キットをご購入いただいた方、お買い上げありがとうございます。 不備やわからないことがあれば遠慮なくお問い合わせください。

 

注意事項

本キットはご購入者様がご自分で組み立てるキットです。 極めて簡単に組み立てられるように設計しておりますが、必ず組み立てる前にこのビルドガイドをご確認ください。 疑問点があれば、必ず組み立てる前に設計者まで問い合わせてください。取り返しのつかないミスをする前に確認することが大事です。

 

セット内容物一覧

内容物に不足や不良があれば、設計者までご連絡ください。

品目 必要数 内容量
PCB 1枚 1枚
ボトムプレート 1枚 1枚
トッププレート 1枚 1枚

 

セット以外で必要なもの

品目 必要数
キースイッチ 22個
1Uキーキャップ 21個
1.5Uキーキャップ 1個
Pro Micro 1個
コンスルー 2本
ダイオード 22本
M2ネジ 20個
5mmスペーサー 7個
6mmまたは7mmのスペーサー 3個
リセットスイッチ 1個
TRRSジャック 1個
ゴム足 任意

 

キースイッチ

本キットは以下のキースイッチにのみ対応しております。ご購入時にお間違えの無いよう、よくお確かめください。

  • Kailh Choc v1
  • Kailh Choc v2

 

スイッチプレートの用意

キーケット2025で購入された方へ

キーケット2025で頒布したバージョンでは、スイッチプレートの設計ミスがあります。 Boothにて修正したスイッチプレートを頒布しています。 また、dxfファイルも配布しておりますので、ご自身でスイッチプレートをお作りいただくことも可能です。

https://motopim-keebs.booth.pm/items/6721311

 

キーケット以外でご購入された方へ

キーケット2025以降のイベントで頒布したものには、正しいスイッチプレートを同梱しております。 そのままお使いください。

 

必要な工具

必須

  • はんだごて
  • 精密ドライバー
  • ペンチ

あると便利

  • ピンセット
  • ダイオードベンダー
  • マスキングテープ
  • 電動精密ドライバー

 

組み立て

本キットには部品の取付順序があります。間違えると大変苦労しますので、十分ご注意ください。

 

本キットの基板は左右リバーシブルです。組み立てる際に表裏をよくご確認ください。

 

はんだ付け① TRRSジャック

PCB表面にTRRSジャックを取り付けます。裏表を間違えると他の部品と干渉しますので、よくご確認ください。表面から差し込んだ後、裏面からはんだ付けします。

 

はんだ付け② タクトスイッチ

PCBの表面、[RESET]と書かれた所にリセット用タクトスイッチを取り付けます。裏表を間違えると他の部品と干渉しますので、よくご確認ください。表面から差し込んだ後、裏面からはんだ付けします。

 

基板にコンスルーを差し込む

この段階では差し込むだけです。まだはんだ付けはしないでください。

コンスルーの向き

コンスルーには向きがあります。コンスルーは片方の側面に金色の部材が見える窓があります。この窓は若干片方のピンに寄っています。窓から遠い側のピンをPCBに、近い側のピンをマイコンボードに差します。この時、2つのコンスルーの窓がある面が必ず同じ方向に向くように差さないと、正常に導通せず動作不良を引き起こします。ご注意ください。

 

はんだ付け③ Pro microとコンスルー

はんだ付けするのはコンスルーとPro microだけです。コンスルーとPCBは着脱できるように、PCB側はんだ付けしないでください。

 

はんだ付け④ ダイオード

ダイオードの足を曲げる

ダイオードの足を差込口の幅に合わせて曲げます。ダイオードベンダーがあると効率的に曲げられるのでおすすめです。

ダイオードの向きを揃えて挿入する

PCBの裏面からダイオードを差し込みます。

ダイオードには向きがあり、間違えると隣接するキーが動作しなくなるなどの不具合を生じます。向きは上図の通りです。

PCB表面にて、ダイオードの足を広げておくと抜けにくくなり、安定してはんだ付けできます。

ダイオードのはんだ付け

ダイオードの足を切る

PCB表面にはみ出たダイオードの足を、ペンチなどで切り落としましょう。この時、PCBの配線を傷つけないよう慎重に行ってください。

 

はんだ付け⑤ 四隅のキースイッチ

スイッチプレートの四隅の穴にキースイッチをはめて、それらのキースイッチをPCBに付けてください。最初に四隅から付けることで、スイッチプレートのずれを防ぎます。

はんだ付け⑥ 残りのキースイッチ

残り18キーをスイッチプレート、PCBに差し、全てはんだ付けしましょう。これにてはんだ付けは終了です。

 

ネジ止め① 7mmスペーサー

PCB表面の、マイコンボード周囲3ヶ所に長い方のスペーサーをネジ止めしてください。

左手用に組む場合は6mm、右手用に組む場合は7mmのスペーサーを使用することを推奨します。

 

ネジ止め② トッププレート

先ほど取り付けたスペーサーに、トッププレートをネジ止めしてください。トッププレートはロゴがある面と無い面がありますが、どちらを上にしても取り付け可能ですので、お好きな面をお選びください。

 

ネジ止め③ 4mmスペーサー

ボトムプレートの各ネジ穴に、4mmスペーサーをネジ止めしてください。ボトムプレートの表裏をお間違えの無いようよく確認してください。

 

ネジ止め④ 最終工程

ボトムプレートに取り付けた4mmスペーサーを、PCBにネジ止めします。

 

キーキャップの取り付け

キーマップに応じた配列で、キーキャップを取り付けます。軸を折らないようにお気を付けください。

これにて組み立て完了です。お疲れ様でした!

 

ファームウェアの書き込み

ファームウェアは準備中です。近日公開予定です。

 

終わりに

完成したReversibel Tastaturの写真をSNS等に投稿していただけると嬉しいです。ハッシュタグは #Reversibel_Tastatur でお願いします。

 

ご連絡先

不備やご質問等ございましたら下記の連絡先までご連絡ください。 https://x.com/JetJaguar_ZL


ガジェットで五感をHackする

こんにちは。しいたけです。 情報機器やガジェットは、コンテンツや使い方次第で、私たちに多種多様な体験をもたらします。 新たな楽しい体験をつくるには、機械から人への情報の伝達、つまり五感への作用が重要な要素になります。 近年、私は「ガジェットで五感をHackする」というテーマで、様々な機器を集め、 組み合わせることで新たな体験が創出できないか模索しています。 この記事では、そんな試行錯誤の一端を紹介します。 空間音響 × モーショントラッキング 空間音響は、実空間や仮想空間の聴こえ方を再現でき、従来のステレオやサラウンドなどの再生方式よりも幅広い表現が可能です。私は空間音響とXR機器を組み合わせ、ユーザのモーションに連動してスピーカの挙動を制御するシステムを製作しています。そのシステムによって、新たな表現が可能であると発見しました。今後は、空間音響や、それとモーション操作の組み合わせによって、どのような娯楽を創出できるか模索する予定です。 ”覗き窓”を広げる 情報端末の表示部は、端末の中で行われていることを人間が視るための言わば”覗き窓”のような存在だと思っています。この覗き窓を広げる、つまりより広い表示領域を得ることが、情報端末の利活用にどのような影響を与えるか興味があり、大画面や空間コンピューティングを試しています。 力を錯覚させる ある時、振動アクチュエータに偏った波形の信号を流すことで、あたかも一方向に押されるように感じるという内容の論文を見つけました。それを実際に体験したいと考え、即座に部品と機材を買い揃え、振動アクチュエータによる力覚を体験できるプロトタイプシステムを実装しました。手に振動アクチュエータを持ち、適切な信号を流すと確かに押されるような感覚があり、無意識に手が動きました。振動アクチュエータはただ振動による表現をするだけではなく、人間の挙動に作用できる可能性があります。これをモーション操作のゲームと組み合わせることで、新たな体験を実現できないかと考えています。 香りと音で、よりコンテンツに没入できる空気感をつくる 既存のVR機器は、立体視対応の全天球映像により、高い臨場感を得られます。もし、VRに視覚以外の刺激を追加すると没入感はどう変わるのでしょうか。VR機器に空間音響対応の5.2.4chホームシアターシステムを接続し、コンテンツに近いイメージのルームフレグランスを置き、音と香りによって没入感への変化を探ります。 番外編:音声信号によってコーヒーの味を変える 通常は数時間かかる水出しコーヒーの抽出を、超音波の振動を用いて3分以内に短縮する研究があります。それを参考にして、振動アクチュエータを用いたコーヒー抽出システムを実装しました。このシステムによるコーヒーの抽出を試す過程で、振動アクチュエータに流す音声信号によってコーヒーの味が変わることを発見しました。今後は、音声信号とコーヒーの味の関係性を調査する予定です。 おわりに ものづくりにおいて、機能性や有用性は大事な要素であり、それをおろそかにはできません。 しかし、客観的な価値だけでなく、使う人がどのような体験を得られるかという点にも注目したいです。

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キーボードマーケット 2025 予告

パッと(P)一緒に(i)ものづくり!(m) みなさんこんにちは。島根大学ものづくり部Pimです! 2025/3/22(土)に開催予定のキーボードマーケットのスペースE-7にて、「島根大学ものづくり部Pim」として出展します! この記事は、頒布や展示する物品の案をチラ見せする予告編です! 頒布物の草案 ※ 最終更新日:3/15(土) ※ 記事更新時点では未確定の頒布物があります。間に合い次第更新していきますので、続報をお待ちください。 【自作キーボードキット】ErgoGridGo2 学生が授業などで持ち歩くという想定の、コンパクトな自作キーボードキットです。 指の長さに合わせたカラムスタッガード配列と、左右どちらの手からもアクセスしやすい中央に配置されたテンキーが特徴です。数字行を減らしてコンパクトにしたため、持ち歩きに最適です。 Kailhロープロファイルキースイッチに加え、Cherry MX互換キースイッチにも対応しています。 特徴 RemapやVialなどのキーマップ変更ツールに対応 Kailhロープロファイルキースイッチ(Choc v1キースイッチ、Choc v2キースイッチ)に対応 Cherry MX互換キースイッチにも対応 スイッチプレートが無いなど低価格化を徹底 プレートのカラーは白と黒の2色展開 マイコンボードを覆うプレートはロゴありとロゴなしの2種類を同梱 BLE micro proと単4電池ボックスを用いた無線化に対応 頒布予定 旧ver 基板のみ 3000円 現行ver フルキット 白/黒 各9000円 【基板のみ】Reversibel Tastatur こちらはものづくり部Pimの新入生が設計に初挑戦したものです。今回のキーケットでは基板のみ頒布します。 左右分割キーボードを見せると、「左側だけ欲しい」と言われることの、何と多いことか…。 そんな声に答えた、片手用のマクロパッドです。リバーシブルな基板なので、右手用か左手用か選んで作ることができます。 2台組み合わせると左右分割キーボードとして使用できます。